なぜ「卒業ソング」の新たな定番は誕生しないのか?

3月に入り、卒業シーズン真っ盛り。この時期になると毎年話題にのぼるのが、“卒業”“桜”などをテーマにした「卒業ソング」だ。ORICON STYLEなどが実施している「卒業ソングランキング」では、荒井由実「卒業写真」、海援隊贈る言葉」、レミオロメン「3月9日」など、幅広い世代に親しまれる名曲の数々がズラリと並ぶ。一方で、上位にランクインするのは毎年同じ楽曲ばかりで、近年、新たな定番と呼べるまでのヒットが誕生していないことがわかる。卒業ソングの新たな定番はなぜ生まれなくなったのだろうか?

【2014年の結果】好きな卒業ソングTOP10

■音楽ヒット自体が細分化

 ORICON STYLEが昨年、10代・20代を対象にアンケート調査を実施した「卒業ソングランキング」では、TOP10内中、9曲が前年もランクインした作品となった。そのうち8曲は、何と5年前の2009年にもランクイン(レミオロメン「3月9日」は2011年に5年連続首位を達成し殿堂入り)。2010年代に発表された楽曲はひとつもなく、多少の変動はあるにせよ、もう何年も顔ぶれが変わっていないことになる。ちなみにこの結果は30代・40代を合わせてみてもほぼ同じだった。

 新たな定番が生まれない要因として、卒業ソングに限らず、時代のスタンダードと呼べるまでの音楽ヒット自体が誕生していないことが挙げられる。以前、とある年末の大型音楽番組のプロデューサーにインタビューした際、「今の時代、全ての世代から(ひとつの音楽が)支持されるのは難しい」という話をしていたが、昨今、リスナーの音楽嗜好が多様化したことで、ある特定の層には刺さっても、世代を越えて訴求できるヒット曲やスターは生まれにくい状況となっている。毎年、良質な卒業ソングは誕生しているものの、限られた層にしか届かないため、幅広い世代に愛され、“後世まで歌い継いでいきたい”というパワーを持つ定番になるまでには至らないのだ。

■スタンダードが生まれなくなった卒業式事情

 また、卒業式で歌われる曲が「仰げば尊し」「巣立ちの歌」などから、最新の合唱曲やその年に流行したポップスなどに変化していることも理由のひとつだろう。「卒業ソング」ではなく、「卒業式で歌った曲は?」と問えば、20代以下はおそらくKiroroの「Best Friend」、コブクロ「桜」、アンジェラ・アキ「手紙~拝啓 十五の君へ~」、FUNKY MONKEY BABYS「ありがとう」など、1学年違っただけでも全くバラバラの回答が返ってくるだろう。それぞれの思い出として刻まれている楽曲が違うため、“思い出の曲”にはなっても、“定番”にはなりにくいのが現状だ。

 もちろん、定番が過去の名曲ばかりになるのは悪いことではない。しかし、最新曲から新たな定番が生まれていないことには、寂しさを感じずにはいられない。とはいえ、「仰げば尊し」「巣立ちの歌」の牙城を崩し多くの卒業式で歌われるようになり、「卒業ソングランキング」でも毎年上位にランクインしている合唱曲「旅立ちの日に」のように、楽曲の良さやパワーが多くの人の耳に届けば、今後、新たな定番が誕生する可能性は十分にある。5年後、10年後、時代を超越して愛される新たな「卒業式ソング」の定番が生まれていることに期待したい。

卒業式の歌を聴くと懐かしい思い出が、よみがえりますね。

 

ダイエットに興味があるなら、こちら・・・・・

簡単ダイエット運動

 

マー君 ダル重症に表情曇る「情報が全然ないので…」

薄暗い通路を引き揚げるヤンキース・田中の顔が曇った。ダルビッシュの右肘は自身が昨年経験したのと同じ重症。「すみません。情報が全然ないので…」。公式発表直後だけに、慎重に言葉を選ぶしかなかった。

【写真】チームメートと右肘について話すレンジャーズのダルビッシュ

 昨年、PRP療法で復帰する道を選んだ田中。周囲からは依然、懐疑的な目も向けられる中、この日は今季初めてシート打撃に登板した。マイナー2選手を相手に2回想定で延べ10人と対戦して1安打。29球中ボール6球と抜群の制球に「ストライクを取るにも困らなかったし、球もよく動いてた」と振り返った。

 左打者に対し、2ストライクから内角カットボールでボールの後、ツーシームで見逃し三振を奪う場面も。右肘故障を契機に習得した完璧な「フロントドア」に「入ってくる球を意識させておいて、ボールからストライクに。ああいう組み立てができれば幅は広がる」と手応えを口にした。

 キャンプ序盤はチーム方針により、中3日でのブルペン投球が続くなど、スロー調整が続いた。田中も「この時点でケガをしていたらシーズンなんかとても戦えないという感覚」と割り切って、一歩ずつ段階を上がっている。次回は12日(日本時間13日)のブレーブス戦でオープン戦初登板。「試合に入っていって体も強くなっていくのかなと思う。その反応も見てやっていかないといけない」と慎重に語った。

 ダルビッシュがどの手段を選ぶかは不明だが、手術を避けた田中の完全復活への道のりには、今後も注目が集まる。

 

 

白毛馬ブチコは「神の産物」遺伝子研究家/チューリップ賞

 「神の産物」の走りに大注目だ。7日阪神桜花賞トライアル(TR)のチューリップ賞(G3、芝1600メートル、3着までに優先出走権)が行われる。珍しい斑(ぶち)毛で人気の白毛馬ブチコ(牝、音無)が武豊騎手(45)とのコンビで出走。競走馬の遺伝子研究の第一人者である戸崎晃明博士(45=競走馬理化学研究所遺伝子分析室専門役)がメカニズムを分析した。

【写真】シラユキヒメの子ブチコです

 ブチコの特徴である明瞭な黒っぽい茶のぶちは、競走馬の遺伝子研究の第一人者である戸崎博士をして「神の産物」と言わしめた。

 白毛以外の毛色の遺伝メカニズムは、科学的におおむね解明されている。白毛に関しても解明が進み、ブチコが属するシラユキヒメ一族は、KITと呼ばれる遺伝子のDNA変異によって白毛になることが分かっている。ただ白毛全般については未解明の部分も多く、加えてぶちの出現には現在のところ「偶然」という言葉でしか表せない。戸崎博士は「偶然に、色素細胞の一部が表皮に出たものと思われます。メカニズムがあるかもしれませんが、まだ明らかとなっていません」と話す。

 ブチコの姉マーブルケーキや1歳の弟(いずれも白毛)にもぶちが見られ、こちらは薄茶色だ。ブチコはアニメ映画「101匹わんちゃん」で知られるダルメシアンに似た、黒ぶちの印象が強烈だ。異なるぶちの色は「本来個体がもっている色の違いが原因」という。白毛馬は色素細胞が表皮に到達できないため、生まれつき毛が白いが、潜在的に色素を産生する能力はもっている。その色は黄色メラニンと黒色メラニンの多少によって分類され、鹿毛や栗毛、黒鹿毛などと呼ばれる。ブチコの原毛色は黒色メラニンが強く、マーブルケーキは黄色メラニンが強いため、これらが偶発的に表皮に出現し、異なる色のぶちが出たというわけだ。

 桜花賞を目指すブチコは重賞3勝した一族の出世頭ユキチャンを超える活躍が期待されるが、引退後には母として後継を残す仕事が待っている。ぶちは子供に遺伝するのだろうか。

 戸崎博士は「ぶちは偶然何かの拍子に現れたものであるため、基本は白毛だと思います」と予測する。犬などではさまざまな模様を人間が意識的に作ってきた。しかし競走能力向上に特化してきたサラブレッドで、ブチコのような個性的な模様は希少である。今後、彼女はどのような展開で驚かせてくれるのか、競馬ファンのみならず、科学者も注目している。【岡山俊明】

 ◆ブチコ 2012年4月27日、北海道安平町生まれ(生産者ノーザンファーム)。父キングカメハメハ、母シラユキヒメサンデーサイレンス)。栗東音無秀孝厩舎所属、馬主は金子真人HD。昨年10月25日デビュー。5戦2勝。総収得賞金1565万円。

 ◆戸崎晃明(とざき・てるあき)1969年(昭44)10月29日、栃木県宇都宮市生まれ。競走馬理化学研究所遺伝子分析室専門役。博士(薬学、農学)。ウマのゲノム解読、競走能力(距離適性)、遺伝子ドーピング問題などを研究。日本ウマ科学会学会賞受賞。遺伝学の視点から、サラブレッド種の競走能力解明に挑む。

ハリセン・近藤春菜「ぶちゃいく」3連覇で“殿堂入り”

お笑いコンビ・ハリセンボン近藤春菜が2日、東京・渋谷のヨシモト∞ホールで行われた吉本恒例の『よしもと男前ブサイクランキング2015』で、女芸人部門「ぶちゃいく」1位を3年連続で獲得し、同部門で“不名誉”な殿堂入りを決めた。

【写真】「べっぴん1位」に輝いたスパイク・小川暖奈

 不服そうな顔で登場した近藤は「男芸人はブサイクと言われて仕事が増えるけど、女芸人はただ悪口を言われるだけ…」と不満爆発。それでも殿堂入りを果たし「もう抜けられるというので清々しい気持ち」と苦笑いで心境を明かした。

 続けて「女性がきれいになる要素はひとつは恋といいますしね。今度は『べっぴん』の方でいけるように恋していきたい」と“リベンジ”誓い、理想の男性像を「室伏広治選手」と挙げ「世間をちょっとひと騒がせしないと」と気炎を上げていた。

 また、男芸人部門「ブサイク」1位を獲得したシソンヌの長谷川忍は、前年に同部門殿堂入りをしたNON STYLE井上裕介からトロフィーを受け取り「複雑です。親に申し訳ないなと…」とがっくり。「男前」では、お笑いコンビ・パンサーの向井慧が初の1位に輝き「1位に選ばれて、ありがたいなと思っています」と胸を張った。

 以下は、各部門の結果。

■男前1位:向井慧(パンサー)、2位:村本大輔ウーマンラッシュアワー)3位:北見寛明ベイビーギャング)、4位:西村真ニ(ラフレクラン)、5位:尾形貴弘(パンサー)
■べっぴん1位:小川暖奈(スパイク)
■ブサイク1位:長谷川忍(シソンヌ)
■ぶちゃいく1位:近藤春菜ハリセンボン

18年W杯 アジア出場枠0・5減も…3月FIFA理事会で決定へ

日本サッカー協会の小倉名誉会長が、18年W杯ロシア大会のアジア出場枠が02年日韓大会から、4大会続いた4・5から4に減る可能性を示唆した。アジア杯が閉幕したオーストラリアから1日に帰国。成田空港で取材に応じ「各大陸予選が始まる前に出場枠を決めなくてはならない。3月には決めるのではないか」と、3月のFIFA理事会で各大陸の出場枠が決まる見通しを示した。

 昨年のW杯ブラジル大会でアジア勢は日本を含めて1勝もできず、全4カ国が1次リーグで敗退。0・5枠のオセアニアが1枠を求めるのは確実な状況で、アジア枠は4・5から4に減る可能性がある。アジア杯で日本はベスト8に終わったように、アジアのレベルは拮抗(きっこう)している。出場枠が減れば日本も厳しい戦いを強いられる。一方でFIFAには資金力のあるアジア勢の枠を守りたいとの思惑もあり、枠が減らないとの見方も残っている。

 また、八百長疑惑でスペイン検察当局に告発された日本代表のアギーレ監督の問題については「(事態の進展を)待つしかない」と話すにとどめた。

少なくなるのは困りますね・・・・・・

福士蒼汰、イタリア人気ファッション誌で存在感放つ「世界に飛び立てるポテンシャル」と評価<本人コメント到着>

【モデルプレス】俳優の福士蒼汰が、1月下旬に発売予定(日本)のイタリア発ファッション誌「L’UOMO VOGUE」に出演する。

【他の写真を見る】かつてない表情で“クール&躍動的”にキメる福士蒼汰/誌面カット

同誌は、アーティストや俳優によるエッジの効いたハイクオリティな誌面で、ファッションだけに留まらず、文化、旅行、芸術、スポーツ、ビジネスなどあらゆる分野を網羅する世界で人気のファッション誌。

◆「ハリウッドのような作品で活躍できる」と評価

今回、日本の若手俳優の中で世界に飛び立てるポテンシャルのある人物を紹介する企画が立てられ、2014年10月に主演映画『神さまの言うとおり』(監督・三池崇史氏)が第9回ローマ国際映画祭に出品され、現地の会見で流暢なイタリア語を披露し大きな話題となった福士に白羽の矢が立った。

カラー4ページで出演する誌面では、ローマ国際映画祭でレッドカーペットを歩いたことを軸に、21歳という若いキャリアの中で、ヨーロッパの映画業界でも注目を集める三池監督とタッグを組む、日本で最も注目を集める俳優であることや、映画とTVドラマとの距離が遠い欧米の俳優業界とは異なり、映画とTVドラマとの距離が近い日本の土壌の中で育まれた、その両方にナチュラルに対応できる才能を持っていることなどが紹介。さらに「語学習得にも熱心で将来的にはハリウッドのようなワールドワイドな作品で活躍できるポテンシャルを間違いなく持っている」と評価されている。

また、モードなスーツやジャケットを着こなし、クールな表情際立つショットで存在感を放つ誌面ビジュアルにも注目だ。

かねてより海外で仕事をしたいと明かしていた福士は、今回の撮影を「とても刺激のあるお仕事でした」と振り返り「モデルとしてではなく一人の役者として、今回選んで頂けたことが本当に嬉しいです」と喜び。さらに「これから世界でも活躍できるよう努力を惜しまずやっていきたいと思います。そのためにも今すべきこと、目の前にある事を全力で頑張りたい」と意気込んだ。

福士蒼汰コメント

世界的に有名な雑誌のL'UOMO VOGUEに出させて頂いてとても嬉しいです。
いつか海外でお仕事をしたいと常に思っていたので、今回とても刺激のあるお仕事でした。

ファッションへの興味も出てきて、カメラの前ではその世界に生きる人を演じている感覚で立っています。
ワンポーズ撮影していく中に、それぞれの物語がある。それらを集めて作品になっていく形にとてもワクワクします。
撮影中はとても楽しく過ごせました。

さらにモデルとしてではなく一人の役者として、今回選んで頂けたことが本当に嬉しいです。
それは映画「神さまの言うとおり」に出演して、海外の映画祭に参加できたからこそですし、
人との繋がり、時間の繋がり、それぞれの繋がりに感謝したいと思います。

役者として自分はまだまだ頑張らなければならないことばかりですが、これから世界でも活躍できるよう努力を惜しまずやっていきたいと思います。

そして個人的にも海外への興味はさらに強くなりましたし、いつかは海外へ行き、
その土地の人々と話し、自分の扉をたくさん開いていきたいです。

そのためにも今すべきこと、目の前にある事を全力で頑張りたいと思います。

<写真クレジット>
L'UOMO VOGUE / January 2015 Issue
Photographer:HIROHISA NAKANO
Stylist:TAKAFUMI KAWASAKI @ MILD
Hair&Make-up: MASA KAMEDA

かっこいいですね~モデルになれるの羨ましい・・・

羽生結弦は現在も入院中「焦らず治療に専念したい」

 昨年末に腹部の手術を受けたフィギュアスケート男子の羽生結弦(ANA)が8日、大賞を受賞した日本スポーツ賞の表彰式にメッセージを寄せ、近況を報告した。

 メッセージは会場で司会者が代読。「現在、入院中でございます。術後は徐々に回復しておりますが、焦らず治療に専念したいと思っております」と今の気持ちを表現した。

 練習できない状況については、「これも一つの幸運だと思い、次の一歩のための有意義な時間にしていきたい」と前向きに捉えている様子だ。連覇がかかる3月の世界選手権(中国・上海)に向けて、「今できる演技をしっかりしたい」と締めくくった。

3月に大会に出るそうですが、それまでに治療に専念して欲しいです。